2017-08-09 無題 あのとき どうすれば正しかったのか 今はもうわからない ただ 思い出しては 失ったひとりを惜しみ あのとき どうすれば正しかったのか 今も馳せる 衣擦れの音響かせては 白い海を逃げ惑い この先の身の振り方を思い巡らせたのに 唇は堕ち ただ預けるがままに委ねた 貴方を欲しているのに 濡れた花肉を穿とうとする欲望は ふたりの行く先を教えてはくれず わたしは怖くなった 受け入れていいの? この先どうなるの? 愛してくれるの? どうするのが正しいの? わたしには 貴方の愛だけが答えだった 果肉は渇き朽ち 貴方は苦い顔をした